医師にも必要なプレゼンの力

転職する医師に求められるスキル

人と接する仕事である以上、医師という職種にも求められるプレゼンテーション能力。
転職するのであればこの能力を有していることは必須であり、人事担当者などにも間違いなくチェックされる要素であると思っておくべきです。

自分の担当している患者さんがどのような人物なのか、これをプレゼンできなければ、チーム医療を適切に行うことができません。

自分一人だけで理解することはさほど難しくはないでしょう。
その患者さんの状態、データ、その他所見を自身の中のみでまとめることは、医師としての知識等を持っていれば容易にできること。

しかし、それを周囲の医師や看護師などに正確に伝えるとなると、また別の能力が求められます。
それがプレゼンテーション能力です。

限られた時間の中で正しい情報を伝えることができるかが重要

回診やカンファレンスなどで、1人の患者さんのプレゼンを行う時間は限られます。
それは決して長いものではないでしょう。
施設規模が大きくなればそれだけ多くの患者さんを抱えることになりますから、1人の患者さんに多くの時間を割くことはできません。

その限られた時間の中で、その場にいるすべての人に正しい情報を伝えることができる、それが優秀な医師の条件となります。
知識や技術がいくらあっても、この条件が整わなければ、少なくとも転職する際には不利になってしまうでしょう。

医師向け求人には、わざわざこの能力については触れられていません。
記載されているのは、給与などの待遇や勤務時間、診療科目などの、非常に具体的な要素ばかり。
プレゼンテーションに関する能力やマネジメント能力などはどちらかといえば抽象的なもので、医師の求人に明記することは難しいものです。

転職エージェントなどを利用すれば専任のコンサルタントから、これらの能力に関するアドバイスや指摘を得られるかもしれませんが、いずれにしても、面接等ではどれだけプレゼンテーション能力などをアピールできるかが採否を左右することになります。

転職の際にプレゼンテーション能力は重視される

誰もがすぐさま理解できるようなプレゼンを行うには、情報収集能力に長けている必要があるでしょう。
患者さんのことを知るためには、その患者さんと接することはもちろん、患者さんと最も近くにいる看護師などからも情報を得た上で、文献や資料なども参考にしていかなければいけません。

そうした情報収集の末に、現在の状態や今後の方針などを簡潔にまとめて説明し、それをプレゼンテーションとします。

この能力は知識、あるいは手術や診断などの技術以上に医師の差が現れやすいものと言えるでしょう。
だからこそ、転職の際には医療施設側もこれを重視し、採用するか否かを決定するのです。

応募書類や面接等でこれを示すことは容易ではないものの、それを表現するための対策は必要不可欠。
コンサルタントと相談するなどしながら、自分の見せ方や有している能力の伝え方などを工夫しておかなければいけません。