医師にも欠かせないライティング能力

医師の持つべき一つの能力「ライティング能力」

ライティング能力が必要ないと考える医師は、あまりいないでしょう。
医師として働いていれば、何かを書くという作業には必ず直面します。
その量や内容は医師ごと、あるいは取り組んでいる分野ごとに違いが出てくるとは思いますが、一切そうした作業をしたことがないという医師はいるはずがありません。

今までさほどライティングを強く意識していなかったとしても、これからはそうもいかないでしょう。
特に転職を視野に入れながら日々を過ごしている医師は、これまで以上に意識する必要がありそうです。

多くの医療施設では、そうした点も医師の持つべき一つの能力として判断しています。
何の判断かといえば、採用するか否かの判断。 ライティング能力に優れていれば、それだけで医師としての能力にも長けているとみられることが多いのです。

過去に執筆した文献や論文などは転職において十分なアピールになる

文献を執筆する、あるいは論文を執筆するなどの行為は、医師として持っておくべき知識のみならず、物事を論理的に考え、それをまとめる能力が必要となります。
頭でさまざまな情報を整理し、そこに自らの見識や感覚、経験なども織り交ぜながら論文や文献を執筆していく。

これをこなす能力を持っていれば、医療というものに積極的に向き合い、且つ、適切な判断力やリーダーシップなどを有している印象を与えることができるのです。

この効果は思いの外大きいでしょう。
一度医師を募集する求人を出せば、多くの人がこぞって応募をします。
経験を含めた実績などを履歴書や職務経歴書でアピールすることになると思いますが、それはすべての応募者が行うことであり、面接を含めてもそれぞれの応募者の違いを見出すのはなかなか困難です。

過去に執筆した文献や論文などがあれば、それは十分なアピールになります。
他者とは異なる能力をいかに伝えられるかが肝心であり、だからこそライティング能力を持っている医師は自らが望むキャリアを築きやすくなるのです。

そもそも、職務経歴書なども、ライティング能力のある人とない人とでは、大幅にその見え方や内容、相手に与える印象が変わってきます。

前者の医師が作成した応募書類は理路整然とまとめられており、医師としての優秀さを際立たせることができます。
後者の医師が作成した応募書類は、目に留まる可能性は低いと言えるでしょう。

ライティング能力は他の医師や看護師などの医療従事者との連携にも役立つ

また、頭の中にあることや医学に関する必要な情報を上手に書き出せる能力を持っていれば、他の医師や看護師などの医療従事者との連携にも役立たせることができます。

言葉だけではなくメモや書類でやり取りを行う時、コミュニケーション能力とともに欠かせないのがこのライティング能力。
チーム医療の重要性が増す中、新しい医師を迎え入れようとする際に、多くの医療施設がこうした能力に着目するのは当然のことなのかもしれません。